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ティッシュを使った手品

Y先生がT君に対して手品をして下さいました。
手品の流れは以下のとおりです。
〇Y先生がティッシュを1枚両手で広げます。


〇Y先生はそれを両手で丸めてどちらかの手の中に隠します。


〇T君は丸めたティッシュがどちらの手の中にあるかを答えます。
〇Y先生が両方の手を広げます。
〇ところが「あら不思議」
 丸めたティッシュはY先生のどちらの手の中にもありません。

丸めたティッシュはどこへ行ってしまったのでしょうか。

子供の成長のきっかけに

最近の入船教室では、SSTをやってほしいという要望がかなり高くなってきました。二人の保護者からほぼ同時にぜひ取り組んでほしいという事です。SSTをやったから、急にお友達の気持ちがわかったりとか、急に自分の感覚以外を感じ取れるようにはならないと思うのですが、それでもSSTに取り組み、少しでも変わってほしいという願いがあります。以前、北栄に行って時に、2~3か月で毎週SSTをやり続けたら、劇的に変化する生徒がいました。自由に発表することが、自分にとって宝物以上に大切だと思えて、そしてその特別な時間がある為に、今日は素敵な一日にしたいと強く願っている子供がいました。ですから、やり方ややる内容にはそれほど特別なことが書かれていないのに、その子供にとっては、お誕生日プレゼントのように働いていたのだと思います。そういう意味では、自分にしか関心をもたない子どもが他人を知りたいきっかけになるのだとしたら、それはそれで素晴らしい事だと思います。人気が伸びてきているのは、とても不思議ですが、何か魔法の力が働くと親御さんが思っていらっしゃるので、ぜひ少しでも変化が生じるように、気持ちを込めて取り組んでいきたいと思っております。

「紅葉」や「きのこ」の壁面装飾

今月の壁面装飾は、秋ということで、「紅葉」や「きのこ」です!

児童生徒みんな、個性豊かなきのこの絵を描いて、完成させました。それらを壁面に掲示しました。
教室内が少し華やかになりました!

今年最後の祝日を迎えて:生活習慣を整えるチャンスに

先日の11月23日は勤労感謝の日でした。
今年は土曜日に当たり、祝日が土曜日と重なっても振替休日はありません。そのため、普段から土日が休みの子どもたちにとっては、あまり意識されない祝日だったかもしれませんね。

さて、1つの祝日が終わると「次の祝日はいつだろう」と気になる人もいるかもしれません。ですが、実は元号が令和になってから、この勤労感謝の日が1年で最後の祝日となっています。つまり、今年はもう祝日がありません。
こう聞くと、「もう祝日がないなんて…」と少し嘆きたくなるかもしれません。しかし、逆に祝日がないこの時期は、普段の生活習慣を整える良いチャンスでもあります。

最近は寒暖差が激しく、体調を崩しやすい時期です。うがいや手洗いといった予防策はもちろん大切ですが、規則正しい生活を送ることも健康維持には欠かせません。

今年も残り1ヶ月と少し。規則正しい生活習慣を身に付け、元気に乗り切りましょう!

漢字が苦手な理由

「漢字を書くのがどうしても嫌だ」
「漢字がどうしても覚えられない」
「書くのがとてもゆっくり」

どうしてなんだろうと、この類いの漢字のつまずきは悩みの種でした。『みんなでつなぐ読み書き支援プログラム』という本にそのヒントが書いてありました。以下簡単にまとめてみています。

書字が完了するまでには、以下の流れがあるそうです
1エンコーディング
(音の聴覚イメージを、文字という視覚イメージに変換すること)
2書字運動を想起する
3書字運動を出力する

文字を頭にイメージし
書字運動の手順を思い浮かべ
その通りに動かす
・・・といった感じでしょうか。

また、3の書字運動はさらに以下の3つの力に分けて考えることができるそうです
A【なぞり書きが出来る力】
 すなわち運筆をコントロールする力。
 体の動きを感知、調整する「固有受容覚」が大きく関係。
B【模写する力】
 文字を細かく分解してとらえたり、それを再統合したりする力。
 また、線と線の幅を知覚する力。
C【想起による書字】
 視覚情報の記憶、聴覚情報の記憶、運動による記憶
 を統合して効率よく想起する力

観察できる現象と考えられるその原因
・鉛筆が止まっている時間が長い場合
 →エンコーディングに課題が?
・なぞりができない
 →筋肉や骨の位置の調整を行う固有受容覚か、
  触覚の発達にトラブル?
・模写したときバランスがおかしい
 →空間の知覚のトラブル
・想起が苦手
 →運動や視覚などの感覚の統合が未発達な結果、
  文字イメージが定着しない

鉛筆がとまっているのか、なぞりができないのか、覚えるのが苦手なのか・・・どの部分が苦手かによって、見立てをつくることができるかもしれません。

折り紙で作ったカニ

Sさんは折り紙で工作物を作るのが非常に得意です。
今回は折り紙でカニを作りました。
特に足の複雑な形を丁寧に作り上げました。
大変すばらしいカニができあがりました。
とても良かったです。

バスボムを作ろう

先日、科学工作イベントということで、「バスボムを作ろう」イベントを行いました。

重曹とクエン酸、食塩をビニール袋に入れてよく混ぜた後、香りや色を付けるためにアロマオイル、色素を入れて混ぜました。その後、霧吹きで精製水を全体に吹きかけ、型に入れたり、手でおにぎり型に固めました。2~3日乾燥させて完成です。

松陰高校の生徒、先生にもお手伝いしていただき、児童、生徒みんな楽しい時間を過ごすことができました。
また、完成したバスボムを嬉しそうに持ち帰りました。

保護者やお子様と向き合う大切さ

先日、まちづくり活動プラザのブースで、説明会を開催してくれたので、多くの問い合わせがきています。今後アンケートで何人卒業するのかが見えてくるので、既に来年度から熱心な方が見学したいとか、体験したいと話してくれることがとてもありがたいです。本当に既存の子がかなり通ってきている中、どのようにすれば新しい子どもを受け入れるかがカギですね。ほんとうに沢山の子供が通う中、DIDIM(室内トレーニングマシン)、ビジョントレーニングに挑戦する子、SSTや色々な疑問を投げかける方、進路について悩まれている方、伸栄学習会はどのような支援ができるのかを細かく聞いて下さる方、本当に様々な方がおられます。そして、一番ベストな支援を見つけながら、保護者と我々や場合によっては相談支援事業所や学校、それ以外では、他の放課後等ディサービス等の情報共有が必要なシーンがあります。どのような気持ちで向かっているのか、絶えずそういうことが問われたりするので、いつも真剣に向き合い、子どものとても小さな事も全部拾って親御さんに伝えていく事がとても大切です。そして、一歩。一歩信頼関係をカメの一歩のように初めて、永遠の距離を登り切り、とてもいい関係を保護者と作り、イベントや色々な機会に少しずつ芽生え、伸びて進化してしまう様子が、感じ取れるように、今後も支援を続けて参ります。

木工作品、作りました

先日、秋の工作イベントを行いました。
土曜日の開催でしたが、たくさん参加してくれました。
参加してくれたお子さんは、自分が作りたい動物やキャラクターの題材を選んで取り組みました。慣れないボンドを使った作業に悪戦苦闘している生徒もいましたが、自然の中にある素材に子どもたちの素敵なアイデアが加わって、皆思い思いの作品を作ることができました。集中して緻密に作業を行うことができています。
それぞれ個性豊かな作品を制作し、嬉しそうに持って帰りました。
とても素敵な作品が出来上がり、良い思い出となったことでしょう。