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編み物

休み時間にコツコツと編み物をしている生徒がいます。
写真の道具をつくり、マフラーをつくっています。

毛糸を棒にかけては、隣の棒にうつってまた毛糸を棒にかけ・・・
というのを黙々とくり返しています。
徐々にマフラーが伸びていくのが嬉しいようで、細かい作業もなんのその。

とってつけたようですが、これも微細運動の1つですね。

引っ張りあげるべき毛糸を見つめ、
そこへ指先を運び、
つまんだ毛糸をそっと引き上げながら、
棒にかかるよきところで指をはなす・・・・

よく頑張りました。
また次回続きをやりましょう。

子どもの変化が何よりも嬉しいと感じます!

入船教室には、日常の生活習慣から学び直しを行ってほしい、というお子さんもいます。
自分の気持ちを表現することが苦手な部分もあり、支援の仕方がなかなか決まらなくて、しばらくは手探りで進みました。
まずは、
机に座れる時間を少しずつ長くする
動物絵合わせカードをする
ソフト積み木にチャレンジする
といった色々な内容に取り組み、教室やスタッフに慣れること、経験を積んでいくことを中心に支援していきました。

教室に通い始め、しばらく行き渋りがあったのですが、DIDIM(ディディム)をきっかけに良い変化が現れます。ある日、他のお友達がDIDIMに取り組んでいるのを見たとたん、ものすごい笑顔を見せ、時々まねをしたり、参加したりしてくれました。

そして、自分で独自にトランプ遊びを編み出しました。ルールは、「大きな数を出した人が勝つ」というもので、ジャック、クィーン、キング、ジョーカーの役割を全て理解して、お友達と楽しみました。
他にも、風船バレーでは、とてもうまく風船を叩き、楽しみながら参加していました。

本当に色々な体験を積み重ねて成長を見せてくれています。

すると、当初の目標である生活習慣も徐々に身に付き始めました。
自分の靴を自分で片づけたり、自分が遊んだらすぐに片付けができるようになりました。

最初の頃に比べできる事が増えていくことで、とても楽しく過ごせています。
一歩一歩、目を見張るような成長を遂げていている姿を目の当たりにし、これからの成長がさらにが楽しみになってきました!

紙ちぎり

指先や手のひらへの刺激を与える訓練として紙ちぎりを行いました。
鉛筆の握りを安定させる目的で行っています。

最初は「びり、びり、びり・・・」と、そっとやぶいていましたが、
後半は、手でガッと握って、大胆に左右に引っ張ってくれました。

やぶく行為というのは、やっちゃいけないこと、という感じもあるからか、なんだか楽しそうでした。
また今度もやりましょう。

ロボットもマッチョに

今月のロボット教室は馬型のロボット「パカラー」

ですが…なんだか足が短い?
聞けば「アメリカバイソンにしたんだ」そうです。

頭が重いのも合わさって、うまく歩くことができませんでしたが、
体を支える補助パーツをつけたり、重心を調整したり…
試行錯誤の末歩かせることに成功!

障害物を押しのけながら進む姿は、
力自慢の生徒らしい作品に仕上がりました。

6月の始まり:新たな挑戦と準備の時期

6月になり一週間が経ちました。

先月の5月は、大型連休があったり、学校で体育祭(運動会)があったりと、イベントが多い月でした。
さて、6月にはどんなことが待っているでしょうか。
差し当たり、目立った行事(イベント)はないように思われるかもしれません。

しかし、6月には各種検定(英検、数検、漢検)があり、中学生以上になると定期試験もあります。
勉強面の行事がたくさんあります。
これらの検定や試験を受ける人たちは、計画的に準備を進めていきましょう。
私たちスタッフもサポートしていきます。

漢字検定・算数検定が受けられます!

伸栄学習会では、漢字検定・算数検定・英検等々、各種検定試験を慣れた場所で受ける事が出来ます!

相之川教室でも、6月22日(土)の算数検定を5名、29日(土)の漢字検定を8名の生徒が受験します。


日頃の学習やSSTにプラスして「合格証を貰うぞ~!」と張り切る子供や、
「漢字覚えられない~!」と焦っている子供それぞれですが、
どんな事でも「目標を決めて計画的に頑張る!」ことは、結果はどうであれ大切な事だと毎回感じています。

中学生は、定期テストも近づいています。

みんな、目標に向かって頑張れ!

スタッフ一同、しっかり応援させて頂きます!

お先にどうぞ

みなさん、こんにちは。

伸栄学習会の教室は、
塾のようなビルの教室、普通のお家のような造りの教室などさまざまです。

東中山教室は、一軒家の形をしています。
構造上、特に廊下は双方向からの通行が難しいです。

そんなある日、とても心温まる出来事がありました。

小さな男の子が、別の女の子に向かってこう言いました。
「お先にどうぞ。」
女の子は少し驚いた様子でしたが、嬉しそうに「ありがとう」と言っていました。
男の子も満足そうに微笑んでいました。

このシンプルな「お先にどうぞ」という言葉には、他人を思いやる気持ちが詰まっています。

子どもたちが示してくれたように、心からの「お先にどうぞ」を実践することで、私たちもまた、より良い社会を作っていけるのではないでしょうか。

イベント「ビンゴゲーム」(原木中山教室)

原木教室のイベントとしてビンゴゲームを行いました。
ビンゴゲームは楽しみながら数字に馴染むことができるゲームです。

ビンゴになるチャンスを増やすために今回は一人が2枚のカードを持ちました。

誰かのカードにある数字が連続して出たり、なかなか自分のカードの数字が出なかったりで、みんながはらはらどきどきしながら、ゲームを楽しみました。

最後には全員がビンゴになることができました。
更に賞品として、キャラクターつきの鉛筆や消しゴム、ノートなどをもらい、みんなは大喜びでした。

水無月について

早いもので5月も終わり、6月に入りました。
6月は別名「水無月」。

つい先日も、「梅雨時で雨がいっぱい降る月が、なぜ水のない月って書くの?」と質問されました。
確かに不思議ですね。

答えをご存じの方も多いと思いますが、(私も高校の古文で習いました)、水無月の「無(な)」が「の」にあたる連体助詞だという説。
水が「無い」わけではなく「水の月」であることを意味する、という説です。
梅雨明けにあたる陰暦6月が、田に水を引く時期であったことから「水無月(みなづき)」と呼ばれた、という解釈です。
簡単に言うなら、「水のない月」ではなく、「水の月」といったところでしょうか?
水田は日本人が古来より最も目にしていた風景なので、それに基づいた表現だったのかもしれませんね。
田植えの時期まで水田に水を張ることはないので、古来の人々は「いよいよ米作りが始まる。」と胸を躍らせていたのかもしれませんね。

この水無月と似た言葉に「神無月」が挙げられます。
よく、出雲大社に神様がみんな集まってしまうから神無月。といった話を聞きますが、これはどうやら後世の作り話のようです。
神無月も水無月と同様に、無しは「の」の意味です。つまり神様がいない月ではなく、「神様の月」なんでしょうね。
他にも意外な意味や読みがあるので、興味を持たれた方は調べてみてください。 

子どもとの関わり

4月から相之川教室で子どもたちの支援を行い始めたスタッフがこの2か月で感じたことをご紹介します。

「疲れた–」と言いながらも元気に教室に来る子ども達。
休み時間は少しでも気持ちを切り替えてリフレッシュできるように、好みの玩具を用いながら一緒に遊んだり、話をすることを心がけています。

休憩後、すぐに学習に向かえないお子さんもいますが、自分なりに折り合いをつけて学習に向かおうとしている姿を見ていると、側で見守ることも大切な支援であることを改めて実感しました。
お子さん達と日々関わる中で、多くの学びをもらっています。

これからもお子さんそれぞれの個性を理解し、一人ひとりにあった学びを提供できるように支援していきたいと思います。