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文章力は全ての教科に通じる

新しく入所希望の保護者の方々から最近多くご相談いただくのが、「文章が書けない」といったお悩みです。

中学生の定期テストでも、各教科で「〇〇について説明せよ」という記述式が多くあり、国語だけに限らず、短い文章で端的に説明する力が求められます。

自分で考えなくてもPCやスマホで検索すると(AIなどが)瞬時に解決する。
便利になった分、自分で考える力は弱まり、どう表現したら良いか分からず、言語化することが出来ない。

様々な要因があるとは思いますが、まずは「書く」ことに慣れることから始めて、苦手意識をなくし、書くことに自信を持ってもらえるように私たちは支援いたします。

今月の壁面装飾(富士見教室)

今月の壁面装飾は、春ということで桜です!
休憩時間を使って桜の花びらの中に、勉強のことや部活動のことなど新年度からの目標を書きました。

また、ぬりえをしたキャラクターを貼ったりお絵かきをした花びらも飾りました。
それぞれの目標に向かって頑張っていってほしいです。

お菓子の購入を通じて感じた子どもの成長

伸栄学習会では、就労継続支援B型の一環として、マフィンなどのお菓子を製造・販売しています。

先日、教室を利用している子どもが、そのお菓子を購入するために注文票を提出しました。
通常、このような注文は、子どもが希望する商品を親が注文し、料金も親が支払うことがほとんどです。
しかし今回は、その子が自分で注文票を記入し、お小遣いから代金を支払っていました。
自分の欲しいものを自分のお金で購入する姿に感心しました。
さらに、買ったお菓子を家族と分け合って食べたそうで、その思いやりにも感動しました。
お菓子の購入を通じて、子どもの成長を実感した瞬間でした。

教室の雰囲気が変わる春休み(入船教室)

小・中・高校が春休みを迎え、入船教室も学校がある時とは雰囲気が変わっております。
春休みで時間が空き、定期利用に加えて追加利用する生徒が多く見られたり、中学・高校に通う生徒が普段通所している17時台や18時台だけでなく、小学生の生徒が多い16時台に通所したりしています。
16時台に通所する中学・高校生の生徒と小学生の生徒が他愛ない話をしたり、休憩時間にけん玉に挑戦したりして学校がある時とまた異なる関わり方をしています。
長期休み期間ならではの生徒同士の交流が見られ、微笑ましいと感じております。

Y君ご卒業及びご就職おめでとうございます。

2025年03月27日(木)はY君の最終利用日でした。
Y君は伸栄学習会に約6年間通って下さいました。
深く感謝申し上げます。

また、この度、学校のご卒業とご就職を無事迎えられました。
誠におめでとうございます。
ご就職先での益々のご活躍をお祈り申し上げます。

タオルのご準備お願いします

こんにちは〜♪
子供達が到着すると挨拶から始まります。
「ピッ(安心メールのバーコード読み取り)してね〜手も洗おうね〜」と声をかけますが、なかなかやらない子、言われないうちに進んでやる子色々です。

感染対策として手洗いは欠かせませんが、感染の予防の為、教室として不特定多数が使うタオルは準備していません。
各自ご準備をよろしくお願い致します。お出かけの際はお子さまへのお声がけをしていただければありがたいです。どうぞよろしくお願いします。

それぞれの桜

今回のハンドメイドは、定番のスノードーム作りでした。
もうすぐ桜の季節ということで、桜吹雪仕様。
ラメの他に桜の花びらをイメージして、シェルフレークを使ってみました。

たくさん桜を入れた子も、控えめにした子も。
みんな桜の違った良さがあらわれていて素敵でした。

少し短い春休みですが、思いっきり春を楽しみましょう。

いのちをいただく⑥

⑤から続きます
https://ho-kago-day.com/post10401/

ある学校で、保護者の一人から、
「給食費を払っているのに、 『いただきます』と 子どもに言わせるのはおかしい」

というクレームがあった、との話を聞いたことがあります。

「なんという常識のない保護者なんだ!」
と片付けるのは簡単です。

でも、もしもこの保護者が、この話を知っていたとしたら、どうだったでしょう?

現在の食生活は、「命をいただく」というイメージからずいぶん遠くなってきています。

そしてその結果、食べ物が粗末に扱われて、日本での一年間の食べ残し食品は、発展途上国での、何と3300万人分の年間食料に相当するといいます。

私たちは奪われた命の意味も深く考えることなく、毎日の食事と向き合っています。

動物は、みんな自分の食べ物を自分で獲って生きているのに、
人間だけが、自分で直接手を汚すこともなく、坂本さんのような方々の思いも知らないまま、毎日の食事を食べています。

動物だろうが植物だろうが、どんな生き物であっても、自分の命の限り精いっぱい生き続けたい、そう願って生きているんだと私は思います。

命をいただくことに対しての「思い」。

お肉を食べて
「あ~、美味しい。ありがとう」
お野菜を食べて
「あ~、美味しい。ありがとう」

そこに生まれる思いはどんな思いでしょう?

お肉を食べて
「うぇ~、マズッ!」
お野菜を食べて
「うぇ~、マズッ!」

そこに生まれる思いはどんな思いでしょう?

食べ物をいただくとき、そこに尊い命があったことを忘れずに、その命を敬い、
感謝の言葉をかけてあげられる人に育ちましょう。

今日もまた、食べられることへの感謝の言葉、

「ありがとうございます。 感謝します。 いただきます」

食べているときの
「美味しい!」という言葉。

そして食べ終わった後の、

「あ~、美味しかった。 ありがとうございます。 ご馳走さまでした」

という「食べられたこと」への感謝の言葉をかけてあげましょう。

もちろん、食べ残しをせずに。

食べ物が、あなたの体を作ります。

あなたの体に姿を変えて、あなたの中で生き続けます。

そして、体の中からあなたを精いっぱい応援してくれています。

あなたができる最高の恩返しは、たくさんの生き物たちから命のバトンを託されたあなたの命を、いっぱいに輝かせること。

喜びに満ちた人生を過ごすこと。

それが、あなたと共に生きているたくさんの命たちが、いちばん喜ぶことなんです。
みんなの分まで、命いっぱいに輝きましょう。

…これが、私が教師として、プロとして、
目の前にいる子どもたちやその保護者に伝え続けていきたいメッセージです。

イベント「紙飛行機競争」(富士見教室)

富士見教室では、3/20の春分の日に紙飛行機競争イベントを行いました。

まず、インターネットで調べた「よく飛ぶ紙飛行機」の作り方を見て作ったり、自分なりの紙飛行機を作ったりしました。
その後、自分で作った紙飛行機を持って近くの公園で実際に飛ばしてみました。

思い通りに飛んだり、思ったよりも飛ばなかったりしましたが、普段あまり外へ出かけることが少ないため参加した児童・生徒は楽しそうに過ごしていました。

今後も機会があったら外へ行くイベントを企画したいと思います!

いのちをいただく④

③から続きます
https://ho-kago-day.com/post10394/

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「いただきます」「ごちそうさま」をなぜ言わなければならないか分かりますか?

「いただきます」の意味の一つは、「作ってくれた人の命をいただく」ということです。

命とは時間です。

ある人が80歳で亡くなったとしましょう。

ということは、80年間という時間が、その人の命だということです。

今朝、みなさんのお母さんは、30分かけて朝ご飯を作りました。

今日の夕食、お母さんは、1時間かけて夕ご飯を作ります。

その朝ご飯にはお母さんの30分ぶんの命、夕ご飯には1時間分の命が込められているのです。

みなさんが生まれてから今日までの間、
お母さん、お父さんは、自分の命の時間を使って、みなさんを食べさせてきたのです。

そして、これから親元を離れるまで、ずっと、みなさんは、お母さん、お父さんの命の時間を食べていくわけです。

「いただきます」の意味の一つは、「作ってくれた人の命をいただく」ということです。

食べ物を粗末にすることは、作ってくれた人の命を粗末にすることです。

心を込めて、「いただきます」「ごちそうさま」を言いましょう。

食べ物を作ってくれた人に感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。

出典:「自炊男子~
   『人生で大切なこと』が見つかる物語」
  佐藤剛史 著 / 現代書林

 

⑤に続く