投稿者: 管理者

今を見つめつつ、先も楽しみにする

11月も後半に入り、今年もあとわずかとなってきました。
今年一年間で、生徒児童の皆さんは、本当にたくさんのことを学ばれたことと思います。
毎日、学校から出される宿題の量を考えただけでも、大変なものです。

今、それぞれの学年の生徒児童の皆さんが、それぞれの課題で、解けなくて悩んだり、わかって喜んだり、時には課題に嫌気がさしてしまいそうになったりしている姿を見ています。
そこで、私たちスタッフも、少しでも手助け出来るように心掛けています。

ただ、今が大切なのは確かですが、時が経てばわかるようになることもあります。
子供たちは、体も頭もどんどん成長しています。今は悩んでいる課題も、来年の今頃には、すっかり悩まなくなっているかもしれません。
今を見つめつつ、少し先も楽しみにして、成長を待ってあげたいと思います。

ご自宅でも、去年は出来なかったけれど今年になって出来るようになったことを、たくさん褒めてあげて下さいね。

「コグトレ」への取組とその後

教室でコグトレという認知機能を高めるトレーニングをしています。

コグトレは、2020のベストセラーにもなった、
宮口幸治(2019).『ケーキの切れない非行少年たち』.新潮新書
で紹介されているトレーニングです。
どのような目的で行われるか、
以下、本の内容一部を抜粋・要約して書いてみました。

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鬼ごっこが始まったところに来たら、
普通、周囲を見渡して「あ、鬼ごっこか」となる。
しかし、そうではなく「自分を嫌って逃げた」と思い込んでしまう。

認知機能の未発達が原因で、
世界が歪んで見えている可能性がある。
私たちと同じようにものごとをとらえていないのかもしれない。

非行少年をみていくと他にも・・・

「ケーキを3等分に」と、お願いしても、
半分にしたところで「うーん」と、固まってしまう。
3等分ができない。

また、
簡単な計算ができない、
字が読めない、
住んでいたところも答えられない、
ということも。

反省も難しい。
非行少年は、反省を「しない」のではなく、
反省が「できない」可能性が高い。
反省をするには、何が悪かったのかを理解する力が必要だから。

非行にはしってしまったのは、
柔軟な思考ができずに、
他に選択肢が思い浮かばない結果、
「お金がない→人から盗る」
となってしまったのではないか。

では、どうすればいいのか?

心理士にみてもらって「ソーシャルスキルが課題だ」となったら
考え方を修正していく、認知行動療法がとられることがある。

しかし、これも認知機能に一定程度の力があることが暗黙に前提となっている。

他に支援の方法として、
「苦手なことをそれ以上させない。良いところを褒める。」
はどうか。
しかし、またどこかで同じ問題に直面してしまう。
問題の先送りになって、
根本の治療にはならない。

やはり、あれこれと支援を行う前に、
土台となる認知機能を高めるトレーニングが必要なではないか。

学校の勉強でもそう。
漢字ができなければひたすら漢字の練習をさせる
計算ができなければひたすら計算ドリルをやらせる
とうことがあるかもしれないが、
計算や漢字とい行った学習の下には
「写す」、「数える」といった土台があり
そこをトレーニングしないと子供は苦しいだけなのでは?

そこで、認知機能の5つの要素(記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断)
を育てていく方法をとってみると、目に見えて改善するケースがあった。

認知トレーニングは、英語でコグニティブトレーニング。
これを略して、コグトレと呼び、1回5分程度でできるものとして・・・・

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毎回、コグトレが好きでトレーニングを積極的に行ってくれる子がいます。
始めは初級編のもので頑張っていましたが、気づくと最初に想像していたより、
はるかに難しいものができるようになっています。

コグトレがどれくらい役に立っているかは、簡単に比較ができないので難しいですが、
直感的に苦戦すると思われた
「平行四辺形の高さを選ぶ」
といった問題は、この前スラスラとできていました。

コグトレ自体が「僕の得意なもの」となり、今は自信をもって、トレーニングに取り組めています。
引き続きいろんなトレーニングを行っていきましょう。

11/23「秋の工作フェスティバル」開催!(相之川教室)

11月23日(祝)は「秋の工作フェスティバル」開催です!

芸術の秋、みなさん何か作っていますかぁ~!?笑

相之川教室では休憩時間を中心に、「ミニブロック」を作ったり、「折り紙」を折ったり、「ビー玉コースター」で遊んだり、「UVレジン・アクセサリー」を作ったり、それぞれ興味の有るものを集中して作成しています。

休憩を充実して過ごした子供は、学習も集中して取り組めるんです!
そんな子供達の為に、11月23日(祝)「秋の工作フェスティバル」を開催させて頂きます。

それそれの子供が、思い思いに楽しみながら好きな物を作ります!

ご見学参加も可能ですので、「教室を見たい!教室の雰囲気を知りたい!」方も、どうぞご参加下さい。
(お気軽にご相談下さいね。)

お楽しみです。

ローマ字の勉強

ローマ字の勉強。

記憶を定着させるために、繰り返し読む練習を行っています。

最初は、問題としてランダムにローマ字を並べたものや、トマト、リンゴなどの単語を使っていました。
しかし、ある時ふと、ポケモンの話をしてくれたので、お題をポケモンの名前にしてみました。

すると、「次はなに?」「あ〇〇〇だ!!」「次は?」
と楽しみながら答えてくれました。

習ったばかりのローマ字という「謎」が、知っているポケモンと「バチっと結びつく」のが嬉しいような、快感になっているような感じでした。

ありがたいことに、ポケモンは「ゴローニャ」のように拗音や「ダグトリオ」のように濁音を多く含むので、問題もつくりやすいのです。

他にも電車が大好きな子には、駅名をお題にしています。
「takadanobaba]は、dとbを見分ける練習に良い駅名ですね。

好きなものや、こと。

感覚過敏を持っていると、本来必要でないところで、
生き残るための「闘争と逃走」の反応がでてしまうことがあります。

原始的な感覚が優位になり、
少しの音でもうるさいと感じる、音が不快、触られたくない、偏食、動くものが気になりすぎる等々、
生きづらさを抱えることになります。

この発達トレーニングに、原始的な感覚でない方(識別感覚)を優位にした状態で刺激をあたえ、神経系の発達を図るものがあります。

ここで言う「識別感覚を優位にする」のに用いられるのが「好きなもの」です。

勉強をするのは大変なことが多いです。
大人の私でもやりたくない、という気持ちがついつい表にでてしまうことが、いまだにあります。

そんな勉強も、好きなものであれば、
ローマ字の例のように、防衛反応のようなものを乗り越えていくとうことなのでしょうか。

発達支援の対象のお子様は、興味のあることがらへの反応は大きいように感じます。

うまくマッチするものを探して工夫しながら、勉強を進めていければと思います。

学校外での出会い

教室にはさまざまな学校から子供たちが集まっているため、伸栄学習会では異なる学校の友達を作ることができます。

普段は教室以外で会う機会はほとんどありませんが、
先日、学校の校外学習で日時と行き先が偶然にも同じだったため、現場で思わぬ再会があったようです。
お互いに驚きましたが、その時の出来事について話してくれました。

思いがけない場所での偶然の出会い、何か特別な縁を感じますね。

SST教室「ニュースキャスターになろう!」(富士見教室)

今回のディスカッションのSST教室は
「ニュースキャスターになろう」です。

4つあるシナリオの中から一つ選び、原稿の読み上げを行い、その後にニュースに対する自分の感想を言ってもらいます。
それをニュース番組のように撮影し、後でみんなで観ました。


やって見て分かったのは、「好みが分かれる」ということですね。

自分の姿や行動が嫌な児童もいて、放映時に恥ずかしくて立ち去る児童や放映後自分の声や行動が想像と違って落ち込む児童もいました。
何だかその子には悪いことをしてしまいました…

普段の自分の姿を客観的に見ることは、なかなかない機会だったので、
「どんな自分も一生懸命取り組んでいる!それでOK!」ということを感じてもらえるような、工夫が必要でした。

逆に楽しくて、2回撮影したり、シナリオを2つ続けて読んだ人もいました。

スタッフは楽しくてカメラに殺到する想像しかしてなかったので、
「意思の確認」の大切さを実感しました。
勉強になります。
緊張して何かをする経験も必要で、企画自体は良かったと思うので次回は改善して望みます。

海の生き物

A君は生き物が大好きです。

今回は海の生き物を図鑑で調べて書いてくれました。
海にはたくさんの動物がいますが、今回は「うに」や「かに」などの絵を上手に書いてくれました。

自分が興味をもったものを資料で調べて制作物に仕上げることは学習の基本です。

とてもすばらしい作品ができました。
今後ともたくさん作品を作って下さい。

大好評につき追加開催!3Dプリンタ体験会のご案内(北栄教室)

11月4日(土)に行った3Dプリンタのイベントについて応募が多く、参加できなかった生徒がいらっしゃいました。
そのため、3Dプリンタイベントを追加開催を致します。
前回参加できなかった方は是非ご参加ください。

日時:11月23日(木・祝)、15:00~16:20
定員:6名
※応募が多数あった際は前回参加できなかった方を優先させていただきます。予めご了承ください。
また送迎を希望の方はお申し込みの際にお知らせください。

たくさんのご参加お待ちしております!

伸栄学習会 北栄教室

秋の絵画&工作イベント開催(入船教室)

子どもたちは、絵の具を手に塗ることは少なく、最初はなかなかイメージが沸かず苦戦しながら取り組んでいました。
フェルトに絵を描いたリ、松ぼっくりやドングリ、落ち葉を貼り付けたりする中で、
「こんな風にしてみようかな」「あぁしたら素敵かも」
と想像を広げることができたようで、楽しみながら活動に取り組むことができました。
手形をとる、という経験が、ほぼ全員が初めてだったようで、前半はあっという間に時間が経ちました。

後半は一人ひとりが自分の作品に向き合い、楽しく自信を持って取り組めていて安心しました。

学校の図画工作の時間には、なかなかやらない活動だったようで普段経験できないことが経験でき、満足して帰っていきました。

11/11土曜日特別授業のご案内(東中山教室)

11月11日(土)15時~16時で特別イベントを行います!

内容は、「健康ボクシング・ボクササイズ」です。
体力作りやダイエットに効果が大きいと評判のボクササイズ(ボクシングの動きでするエクササイズ)を体験しましょう。

ボクシングの基本である構え方、フットワーク・ジャブ・ストレートなどを教わります。
ミットもスパンと叩く爽快さを味わい、リズム感も養うことができます。
名門ジムで修行し、試合経験など豊富な講師が指導します。

※荒っぽいことは一切行いませんので、安心してご参加下さい。

今からでも参加可能です。電話やメール・HUGでご連絡下さい。
たくさんの方の参加お待ちしております!