ある生徒は作文の練習として、「・・・・なぜなら、・・・」の続きを書く課題を行っています。
例えば、「八百屋さんに、笑顔でありがとうといわれました。なぜなら・・・」の続きを書く問題です。
生徒の答えは「野菜をたくさん買ったから。」でした。
「月を見ていたらお腹がすいてきました。なぜなら・・・」
のように因果関係が結びつきにくそうなものにも、果敢に挑戦してくれています。
発達に凸凹があるお子様は、特に文字面だけを捉えて読んでしまうことが多い傾向にあります。
この課題だと、状況を頭で思い浮かべた上で、
「どうしてだろう?」と、そこにある意図やストーリーの流れを
もう一つつっこんで考えることが要求されます。
自由に書くので、時々「そうきたか!」と思わせるような回答もあります。
個性がよくあらわれていて面白いです。
自分の言葉で書く、というのが一層楽しくなるよう
続けていければと思っています。