大根の秘密

野菜の値段が高騰していますね。

一方、車で1時間ほどの田舎に行くと、畑のあちこちで大根がわんさか育っています。

田舎は豊かだな〜、と感じる光景です。

大根は、なぜ辛い味がするか
ご存知でしょうか?

それは虫から身を守るためです。

虫は大根の維管束にある
甘い汁が大好き。

しかし、大根も虫の攻撃に対抗するため維管束の外側に辛み成分のある物質と酵素がバリアを張るように並んでいます。

それを食べた虫は、大根は辛いと学んで食べなくなる。

そのため、大根は現在まで生き延びることが出来た訳です。

夏場は虫が多いので、特に辛くなる時期ですね。

でも、煮たり炊いたりして加熱すれば、細胞が壊れて辛み成分は気体となって出て行きます。
結果、甘い大根が楽しめますね。

大根は消化を助ける働きのほか、殺菌作用もあるので、
体調を崩しそうな時に大根おろしを入れた温かい飲み物を作る地方や家庭もあります。

(家庭でできる自然療法 東條百合子著などにも書いてあります。)

野菜の大切さを身に沁みて感じる今日この頃。

感謝を込めて頂きたいですね。