【二つの鉛筆削り

末広教室には、二つの鉛筆削りがあります。
ひとつは古く、削るのに力とコツが必要で、芯が折れてしまうこともあるもの。もうひとつは最近購入した、軽い力で簡単に削れるものです。
子どもたちに人気なのは意外にも古いほうで、時間がかかっても「削る感覚」を楽しみながら、自分なりの工夫をして使う姿が見られます。そこから、目的ではなくその行為そのものを楽しむことの大切さに気づかされます。

勉強もまったく同じです。算数の文章題では答えを出すことがゴールですが、問題を読み解き、図に書き起こし、どう式を立てるかを考えるプロセスに大きな価値があります。
漢字練習も、一度で覚えるより、一画一画に集中して何度も書く中で確かな力がつきます。もちろん結果も大切ですが、結果だけを急ぐのではなく、学習そのものを楽しめることが、自信と学力の土台につながります。

行徳・妙典地域の伸栄学習会 末広教室では、子どもたちが鉛筆削りのように“手応えのある学び”を味わいながら、一歩一歩確実に力をつけていけるよう支援しています。