行徳という町の名前に込められた思いとは?

こんにちは。
放課後等デイサービス「伸栄学習会 末広教室」です。

子どもたちと日々を過ごすこの「行徳」という地。
実は、この地名には古くからの歴史と信仰のつながりがあることをご存じでしょうか?

私たちが暮らし、働き、支援を行っているこの町に、どんな意味が込められているのか──
少しだけ一緒にふり返ってみましょう。

行徳という地名の由来
「行徳(ぎょうとく)」という地名が記録に登場するのは、室町時代。
さらに、戦国時代には「金海法印(きんかいほういん)」という山伏がこの地を開発し、地域の人々の教化に力を尽くしたと伝えられています。

その行いが「正しく」、人々に「徳」をもたらしたことから、
地域の人たちは彼を「行徳さま」と呼び、敬ってきたといわれています。

このような背景から、「行徳」という地名には
正しい行い=『行』と、深い徳=『徳』という意味が込められるようになったのです。

寺町として栄えた時代
江戸時代の行徳は「戸数千軒、寺百軒」と呼ばれるほど、多くの寺が立ち並ぶ信仰の町でした。
行徳の地にある多くの寺院は今もその名残をとどめ、地域の文化や行事のなかに根づいています。
信仰と暮らしが密接につながっていたこの町には、
人を敬い、助け合い、共に暮らすという精神が昔から息づいていたことがうかがえます。

つまり、「行徳」という地名には、正しい行いと深い徳を大切にする心が込められているのです。
私たち伸栄学習会 末広教室も、この行徳の地で、子どもたち一人ひとりの歩みに寄り添いながら、
思いやりと確かな支援を日々積み重ねています。
地域に根ざした放課後等デイサービスとして、これからも信頼と安心のある居場所を目指してまいります。