短編小説を読んで
読解問題の本文があまりおもしろくない、と感じて文をただ追うだけになってしまう小学生がいます。
気持ちはすごくよくわかります。
私も「読まなきゃいけない」と思うものを読むのはすごく苦手でした。
そこで、短編小説を教材に使っています。
今は、星新一の「きまぐれロボット」という本です。
1回あたりに読む量もそれほど多くなく、落ちもついているものなので、「この先どうなるの?」と興味を持ちながら読むことができます。
時々、読んでいるところをいったん止めて、話しの展開を予想してもらったりもしています。
読み終わったら、大まかな話の流れをスタッフと一緒に確認していきます。
自分で本屋や図書館に行って、好きな本を手に取るようになり、やがて読書が習慣化するのを期待しながら、読む活動の楽しさを味わっていければと思います。